2012年8月12日日曜日

第34回 コマチュック 育成部

8月9日(木)~8月11日(土)まで大阪の堺市立ナショナルトレーニングセンターにて第34回在日朝鮮初級学校サッカー大会が行われました。

岡山は四国の学校と合同チームで本選の部、育成の部に各1チームずつ出場しました。

コマチュック大会は一つの節目として考えており、この大会を目指して、鳥取や、広島にも遠征に行って来ました。

今回は育成の部の結果をお知らせします。

初日(8月9日)

対 生野A 1-0 (得点者:ソン・ヤンフン)
対 東京第3 4-0(得点者:キン・チャンス②、ウン・スンテ①、チェ・ラグン①)

初日は2戦2勝して、1部進出を決めました。

二日目(8月10日)

対 伊丹 0-2
対 埼玉 0-2
対 川崎 3-1 (得点者:ソン・ヤンフン①、キン・チャンス①、コ・キョンバン①)

結果1勝2敗で7位決定戦に進むことになりました。

3日目(8月11日)

対 京都B 3-1 (得点者:チェ・ラグン①、ソン・ヤンフン①、ウン・スンテ①)

結果は育成の部は通算成績4勝2敗で1部7位という結果に終わりました。

今大会を通して、「一番、成長したなぁ」と思った選手が2人います。

一人目は初4のパク・サンヒョク!!
事前の愛媛合宿からは考えられないぐらい、大会中に成長していきました。
まず、ディフェンスで相手とボールの間に体を入れることがとても上手になりました。チームとしては、両サイドバック(キン・チャンス、ソン・ヤンフン)のスピードを生かす戦術をとってたんですが、一番怖いのがカウンターでした。
しかし、サンヒョギはチームがカウンターをくらいそうなときも必死に相手についていき、体をよせ、相手の攻撃の芽をつぶしていました。自分の役割をしっかりと理解して、試合に臨んだこと素晴らしかったです。
また、バカ蹴りがなくなりました。失敗することもありましたが、自分の所に来たボールをしっかり、つなごうという意識がありました。本当に大会前と大会後では別人のようでした。

二人目は初5キン・チャンス!!
チャンスは愛媛合宿までドリブルでゴール前まで駆け上がるんですが、シュートがへなちょこだったり、空振りすることがあったんですが、今大会終わってみれば3点も入れていました。特に初日は右サイドから駆け上がり、しっかりシュートを打てるようになってきたなと思いました。
しかし、今大会でチャンスが最も成長したのは精神面でしょう。チームが苦しい時、「がんばろう!」
「声だそう!」、「絶対勝つぞ!」などチームの士気を鼓舞する声を一番出していました。そして、二日目の埼玉戦が終わった後に悔し涙を流している姿をみて、サッカーを始めて一年足らずで、「よくここまで頑張ったなぁ」と思いました。

上に書いた二人だけではなく、今大会は本当に全員でがんばりました。
真ん中でボールを持つと左右のスペースに絶妙なパスを出してくれたラグン。
フリーキックで何度もチームのピンチを救い、コーナーキックでもチャンスを演出したヤンフン
膝が痛い中、必死でボールに食らいつき相手の攻撃を何度も防いでくれたヨンソン
相手を徹底的にマークし、最後まであきらめずに戦ったソンテ
4年生ながらトップをし、前に横にと豊富な運動量と縦のドリブルを見せてくれたキョンバン
体は小さいけれど、大きい相手にも物おじせず、積極的に攻めたスンテ
そして、集中力を発揮し、何度もファインセーブを見せたキガン

これからも全員がサッカーを頑張れば、もっとうまくなるだろうなと感じた3日間でした。

僕個人としては、特に育成の子供の技術をどう伸ばしてあげるのか考えるべきだと思いました。今、育成にいる子供たちが次には本選の選手として戦えるよう、どう個人技術を上げていくのか考えなければいけないと思いました。

この3日間、多くの保護者の方や、同胞たちの支えがあり、大きな怪我もなく戦うことができました。
とくに、オモニ達の昼ごはんの準備や、飲み物、テント内の掃除など本当に多くの手助けがあり、子供を指導することだけに集中することができました。

今大会、応援してくださった多くの保護者、同胞のかたたち、チョンマルロ コマッスンミダ!!

これからは夏休みに入りますが、後期にもいろいろな大会があります。
そして、2学期には中四国・九州大会が始まります。
これからも多くの声援よろしくお願いします。

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