5月26,27日にかけて大阪遠征言って参りました。
自分自身も選手達もクタクタで、ブログ更新を明日にしようかと迷いましたが、リアルタイムで二日間の感動を書き記そうと、今日頑張って更新します。
今回の遠征先は大阪福島朝鮮初級学校!
今遠征の目的は
①自立心を養う。②ウリ トンムの輪を広げる。③どこにいってもウリ ハッセンらしく行動する。④暑く体が重いときほど、相手より走って当たれる精神力を養うことに設定しました。
また宿泊形式がホームステイということで、礼儀正しく振る舞い、感謝の気持ちを忘れないことも目標に掲げました。
このホームステイ形式というのは実は自分自身も多々経験があります。
今から10数年前、静岡にいる時、中大阪、四日市の子を迎え入れたり、(四日市は相互行いました。)岐阜にお世話になったりしました。
また5年前、広島と城北が相互でホームステイをしあい、友情を深めました。(この関係は監督が変わった今も続いています。)
実は今回、大阪福島の監督である安相秀先生が、その時の城北の監督で、今回の遠征もお互い職場が変わっても、また交流を深めようと実現されました。
*彼とは大学の同級生でもあり、奈良時代の同僚でもあります。
書きたい事が山ほど有りますので、試合と生活とを分けて書きます。
まずは初日、如是小学校で如是FC,大阪福島、岡山の3チームで、約4時間ぶっ通しで練習試合を行いました。
結果は1勝3敗。バス疲れと暑さにまいり、完璧に足が止まってました。
今回の目標でもある、重いときにいかに戦うのかを初日から経験しました。(当然たくさん走らせました。)
二日目は8チームのトーナメント戦が行われました。その名も「朝・日親善サッカー大会 福島初級カップ2012」。
参加チーム;大阪福島初級学校、城北初級学校、大阪第4初級学校、伝法FC、浜JFC、奥坂FC、リバース
結果
対 奥坂 0:4 *下位トーナメントへ
対 リバース 1:0 チェ・ユリョン
対 大阪福島 2:1 チェ・ユリョン2
敢闘賞受賞! 優秀選手賞 チェ・ユリョン
最終試合で何とか目標は達成できたんじゃないかなと思います。当たり負けせず、最後までよく走りました。ユリョンに「この試合はどんなことがあっても、点数を入れろ。」とはっぱをかけましたが、見事素晴らしい2得点をあげました。
また二日目はソン・ヤンフン選手が良かったです。何よりも相手に向かって行く姿勢が良かったです。身体能力が高く、スタミナもある。彼を邪魔してるのは気持ちだけでした。
しかし今回は必死に当たり、普段あまりしないヘディングもたくさんしました。彼が開花されれば、また一つ恐ろしい武器が増えます。
最終戦は本当にみんな気合いが入っていました。この気持ちを維持させたいですね。
生活面ではやはり、ウリ トンムの繋がりがいかに大切なのかを感じました。遠く離れていても、同じウリマルを学び、民族心を培っていっているトンム達。最初はよそよそしかったけど、ほんの数分ですっかり仲良くなり、うち解けていくハッセンの姿を見ながら、ウリハッキョの大切さを感じざる得ませんでした。
キャプテンーハユヒ選手(最近、番長と呼ばれています。たまにヤゴルとも言われます。)は、去年中大阪のキャプテンであった、リ・ソンア(現在東大阪中級部のサッカー部在籍)さんの家庭にホームステイさせて頂きました。
ユヒの緊張しすぎた表情が今にも思い出され、吹き出しそうです。
しかし、彼女にとってこの一日は、非常に大きかったと思います。同じ境遇で少し憧れを抱いていたソンアオンニが、とても近く感じられたからです。ソンアさんの夢は共和国の代表選手だそうです。ユヒにとっても、近くに同じ目標をもって、今必死に頑張っているソンアさんの姿は、多大なる勇気になったことでしょう。
二日間貴重な経験をさせて下さった安相秀先生!
何不自由なく生活できるよう、また試合に臨められるように、物心両面のご支援を下さった大阪福島サッカー部保護者の皆様方!
少し遠くても、快くホームステイを引き受けて下さった、リ・ソンアさんのアボジ、オモニ!
選手達にウリ トンムの大切さを身をもって感じさせてくれた、大阪福島初級学校サッカー部の選手達!
遠征の足しになるよう、飲料水を準備して下さった前岡山朝鮮初中級学校サッカー部後援会 ムン・グァンホ会長!
本当にコマッスムニダ!!!
この遠征で選手達はまた一回り大きくなりました。選手達が感謝の気持ちを忘れずに、これからもウリハッセンらしく行動できるよう、日々努力していきます。
許正英