アンニョンハシムニカ。
3月24,25日にかけて第19回フレンドリーカップが倉敷市周辺グランドで開催されました。
結果は以下の通りです。
予選
対 尾道東 0:1
対 オオタレオ 0:6
対 総社FC 1:0 ク・スンセン
対 志度FC 1:0 リ・レオ
5チーム3位で3位トーナメントへ
3位トーナメント
対 玉野胸上 1:3 クォン・テス
対 WofJ 2:1 リ・レオ、ク・スンセン
対 宇多津 0:4
3勝4敗でした。
久々の大会でしたが、収穫の多い大会でした。
特に、ボールを持てるという自信が生まれたような気がします。
今回個人的に目を引いたのが、4人います。
一人はキン・チャンス選手。
2学期からサッカーを始めたにも関わらず、その伸び率はすごいです。
7試合中半分以上スタメンで出しました。
*今回16人も選手がいて、いつ、どのタイミングで、誰と交代するのかとても迷いました。
ディフェンス面では課題が残りますが、右サイドで彼にボールが渡ると、ハーフラインからでもゴールに向かって突進していき、シュートまで持っていく場面が多々ありました。(シュートはたくさん外しましたが……)
とにかく速い!足の長さとスピードをドリブルに生かし、本当に素晴らしかったです。
二人目はク・スンセン選手。
キープ力、突破力が素晴らしかったです。彼の細かく、速いタッチはまね出来ませんね。
どのポジションでもしっかり役割を果たしてくれました。
三人目はリ・レオ選手。
ディフェンスの功労者です。二日間ほぼディフェンスで出しましたが、彼の闘争心が良いように表れました。土壇場での絶妙なスライディングは素晴らしかったです。その中での2得点も素晴らしいですね。
*2点目はフリーキックを直接入れたのですが……、まるで彼のアボジを見ているようでした。
*彼はそのアボジと共に、毎朝、朝練をしています。その成果がきっちり表れましたね。
四人目はクォン・テス選手です。
彼はこの大会を最後に岡山朝鮮初中級学校を離れ、元々通っていた、伊丹朝鮮初級学校へと転校することになりました。
彼はこの2年間、非常に成長しました。何よりも体を張り、必死にディフェンスする姿が印象的です。
この大会でも素晴らしいゴールを決め、有終の美を飾りました。
二日間彼が軸でした。彼が中盤にいないと、ゲームがしまりませんでした。そんな彼がいなくなると思うと、非常に残念です。
彼は他人からとても慕われました。人を思いやる事が出来、そのうえキャラが良い。みんなが大好きでした。
彼にはあだ名がたくさんあります。アンギョン(眼鏡)、タエス、ゲロ道……(みんな良いあだ名ではありませんね。)
最後の「ゲロ道」については一つ説明します。
彼は夏場になると一試合目に必ず吐きます。最初は(熱中症?!)と心配しましたが、毎回吐くので心配しなくなりました。大会中は本部の人が心配して下さり、氷やらいろいろ持ってきてくれましたが、本人は10分もたてば、ケロッとしていました。
夏の間、口癖のように「大丈夫です。癖ですから」と言って回った記憶がよみがえります。
ひどかったのは試合開始前、整列してホイッスルと共に本部に挨拶するのですが、ホイッスルと同時に吐いたことですね。
彼との思い出は本当に濃い物が多いです。
そんな彼が最後に、必死に涙を堪えながら、「必ず伊丹と試合しましょう。」と力強く言ったのです。
テスへ
テス、2年間本当に明るい笑顔をコマッスムニダ!
君の笑顔に何度も助けてもらいました。
また苦しいときにいじってミアネヨ。先生はいつもテスネタで笑いをとってましたね。
もうそれも出来ないと思うととても寂しいですが、明日からはライバルです。
近畿大会、コマチュックで対戦したときには、必ず勝ちます。
テスももっと努力して、次会ったときには先生を驚かせて下さい。
アンニョンヒ、テス。コマウォ、テス……。
許正英