去る11月29日、12月1日にかけて「朝銀カップ2013第40回在日朝鮮学生中四国九州地方サッカー大会」が山口県下関市乃木浜総合公園、下関運動公園にて行われました。
この6年間広島が優勝しており、どのチームも今年こそは必ず優勝しようと意気込んで大会に臨んでいました。
僕自身が監督になって4年目。広島で3連覇を達成し、岡山でも必ずタイトルを勝ち取ろうと努めましたが、結局3年間後一歩の所でタイトルを逃がしてしまいました。
今年度6年生達は、10人が力を合わし、3年生から着々と力をつけてきました。その結果中央大会では優勝候補に名を連ねました。
しかしこの間、沢山の大会に出たにもかかわらず、実は今ままで一つもタイトルを取ることができませんでした。よって最後のウリハッキョでの公式戦であるこの大会で初のタイトルを勝ち取ることは非常に大切な事でした。
果たして結果は?!
予選第一試合 対 北九州・山口 6:0
対 広島B 11:0
準決勝 対 福岡 6:0
決 勝 対 広島A 6:2
見事7年ぶりの優勝を達成!!
優秀選手賞ークスンセン、チェラグン、リヨンソン
得点王 ーリチャンス(13点)
総評;今までやってきたサッカーを存分に発揮することが出来ました。特に攻撃の面で個人プレーの意識が少なくなり、後ろからでも積極的に攻撃に参加できたことが良かったです。また次のプレーを想定した動きがたくさんありました。
フェールドの中で自分たちで声を掛け合い、良い指示が飛び交いました。
只、克服点も多々あります。
まずパスの質をもっと高めなければいけません。(精度、スピード)
次にカウンターに対する対処をしっかりしなければいけません。決勝戦でも不意をつかれ、同じパターンで失点してしまいました。
また、得点が沢山はいると欲が出てしまい、自分が点数を入れたいと無理にシュートを打つ場面も目立ちました。
最後に何よりも決定力を高めなければなりません。せっかく良い崩しをしても決められなければ意味がありません。
残った期間はわずかですが、最後までしっかり修正して、上にあげられるよう努めます。
ベストゴール
観客を一番沸かせたのはリチャンス選手のスーパーミドルシュートですが、個人的に一番嬉しかったゴールはキャプテン;クスンセン選手のヘディングシュートです。
最後列からオーバーラップし右サイドにパス、それをダイレクトで合わしたキンチャンス選手の素晴らしいクロスボールに頭で合わせて得点しました。何よりもイメージを持って走り込んだことが良かったです。右に出した瞬間「ダイレクトで出せ!」と指示を出し、自分のイメージ通りに得点しました。
この間6年生達は非常に成長しました。自分たちでミスを修正したり、雰囲気をしっかり作りました。
まだまだ課題点はたくさんありますが、最後まで彼らと共に自分自身も成長していきます。
※今大会は新ユニホームで臨みました。このユニホームはピンナラ杯{ジュニア(U11,9;12/21,22)、ファイナル(U-12;12/22,23)、ピンナラ(12/24~27)}を迎えるにあたって保護者型が中心になって作ってくださいました。
なんと初級部1学年生から中級部3年生まで!しかも名前入りで!!四国と合同チームなので四国の学生分もあります!!!
子供たちはこのユニーホームを着ながら、何不自由なくサッカーができる環境にありがたさを感じ、今回も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
いつもウリハッセンたちのために、物心両面で温かい援助をしてくださる保護者の皆様、チョンマル コマッスムニダ!!この気持ちに応えられるようもっともっと鍛えていきます!!
最後に今大会を成功させるために、一年間しっかり準備してくださった山口ハッキョの教職員、保護者の方々、チョマル スゴハショッスムニダ!!そしてコマッスムニダ!!!!
許正英
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